労務相談と評価制度

最近、顧問先様より、会社内の人材育成に関してのご相談をお受けする機会も多くなっています。

どうやったら、今いる人材をより、会社にとって不可欠な戦力にしていくのか。
大企業もそうかもしれませんが、中小企業は人数が少ない分、今いる人材が育ってくれないことには、会社の死活問題にもつながります。

そこで、当事務所としておすすめしていますのは、研修会社を見つけてきて、研修を受けるということより(新卒で入った従業員の方は別ですが)今やらなければならない、やってほしい仕事を曖昧にするのではなく、明確化して、自分の役割を認識していただきつつ、評価していくということです。

たとえば、中途入社の方に何らかのセミナーを受講してもらおうとすると、その従業員の方が興味もやる気もあるセミナーでしたら効果は高いでしょうが、会社が「与えた」セミナーの場合は、結局興味ももたずにただ単に「会社にいわれたから仕方なく受講した」といったイメージに陥ることが、残念ながら多いです。
ただし、新卒で入社された従業員の方は、社会人の右も左もわからないということですので、効果はあると思います。

けれども、中途である程度の社会人経験がある方の場合は、「この会社のためにがんばりたい」といった帰属意識、愛社精神、やりがいなどをもっていただいて、自ら動く人材になっていただかなくてはならないのです。

そのために、その従業員にとって求められていること、やる仕事を明確化してあげること。

つまり社員のモチベーションをあげること。

これは、評価制度を構築していくことによって、だんだんと会社としての進むべき道も見えてくることなのかな、と思います。

当事務所では、その会社様にあった形でヒアリングをさせていただきつつ、人材育成につながる評価制度のご提案もさせていただいております。

よろしければなんなりとご相談くださいませ。

だんだんと涼しくなって参りましたね。皆様、時節の変わり目お体ご自愛ください☆