労務に関する基本事項セミナーと労務管理手法

先日、浦和のほうでご依頼うけましたセミナーでは、様々な実例をもとに、採用から退職までの基本的な労務管理に関する事項をご説明させていただきました。

お蔭様でセミナー後のアンケートでも、わかりやすかった、等評判は良かったので一安心しております。

この労務セミナーでお話ししましたのは、前々回で前振りが長かった「OKR」という労務管理手法。この労務管理手法は、現在メルカリやグーグルなどで採用されている手法でもあります。

労務管理の手法にもいろいろありますが、それは次回のコラムで書かせていただきます。今回はこの「OKR」についてです。

Objection Key Result の頭文字をとっております。オブジェクションは「目的」。従業員に「わくわくするような」目的を与えて、その達成を可視化して、皆が見えるようにコントロールしていく、みたいなイメージです。

つまり、誰が何をやっているか、他部署でも見える。そこのイノベーションが生まれる、といった発想なんですよね。従来の労務管理手法ですと、クローズドの中で皆が何をやっているか見えない中で、自分に与えられたミッションだけをもくもくとやり、評価される。

それだと、他者や他部署と連携がとりづらく、新たなものは生まれません。なので、近年注目されている、とくにIT業界なんかでは注目の手法がこちらというわけです。

ちなみに、この手法は、賃金の評価に直結するといったイメージではなく、達成率は7割で十分だから、コミュニケーションを大事にしていこうよ!といった手法でもあります。

評価主義からの脱却を目指して、「個人」ではなく「チーム」として仕事に取り組むみたいなイメージですね。野球でいえば、私の好きな広島球団で恐縮ですが笑、バントや小技も得意な菊池選手、ホームランや長打をうてる鈴木誠也選手、みたいなそれぞれの役割分担がはっきりしていて、互いにコミュニケーションをとれているから強いのです。

最近、10人くらいの会社さんには助成金を比較的多くご依頼をお受けしますが、それ以上になってくると、労務管理手法、福利厚生、ハラスメント対策といいました、会社をよりよくする方向に舵をとりたい会社さんからのご依頼が多くなっております。

私も、皆さまの会社をよくするための良きチームの一員でありたい、と常々考えております。