先日豊橋商工会議所様におきまして、比較的大規模な労務セミナーを開催させていただきました。
セミナーを開催する以前に事前に伺っていたアンケートもございまして、そちらによると、やはり労務管理の中でも従業員の方の残業等の時間管理の仕方を聞きたい、といった方が多かったです。
政府が打ち出している「働き方改革」においても、この時間管理の大切さが問われています。電通事件などは、最たる悪例としてあげられます。
このセミナーでは、「法律の抜け道」を指南するといったことはせず、正攻法で、残業を少なくする、もしくはなくすにはどのようなやり方をしていけばいいのか、といったことを実際の時間管理に成功した企業を実例に話させていただきました。どの成功企業も、共通していえるのは、経営層の意識を変えてらっしゃるということでした。
たとえば、マネジメント層だけのワークライフバランスセミナーを開催する、マネジメント層が積極的に声掛けして早く帰る風土をつくる、といった地道な努力により、残業削減した企業が何社もございます。
「残業するのは仕方ない」「残業は当たり前」といった意識から変えていく必要があると思っています。
私が創設当初から深くかかわっているA社さんですが、このたび新しい方が2名入社されました。A社さんの社長は私より若い方で、柔軟にこちらの意見を聞いて下さる方なので、常日頃から「従業員にとっていい会社が結局は成功する」ということを口酸っぱく口を挟ませていただいております笑。なぜなら、魅力がない会社は、すぐに人が辞め、この辞めた人の損失というのはお一人あたり300万ともいわれているからです。
2名の新入社員の方(そのうちおひとりは父子家庭の方のため、助成金も対応させていただく予定です)の労務管理を、Aさんと協力しながら人を育てる仕組みづくりをしていきたいと思います。