前回書かかせていただいて保留になっていたティール組織のお話しをさせていただきますね!
ティール組織というのは、一言でいえば、「一人一人の社員が自立していながらも、チーム意識をもった各々の分野の専門家」組織です。つまり裁量権が一人一人あり、比較的自由に仕事をその裁量権をもってやらせてもらえます。
たとえばこのティール組織という組織の会議は下記の形で行われます。
①ブレスト会議(自由に意見を交換できる会議。反対意見をいわないことが鉄則。)に近い会議を開催。反対意見をいった人は、逆に反対したことの責任を伴う。つまり、ダメなものも成長の一つ、ととらえること。➡今まで考えもつかなかったイノベーションが生まれる。
②情報の透明化。情報を自分の部の中で保有し、周りにいわないで抱え込むといった意識を排除。情報をもっと他部署にも共有し、開示すること。➡抱え込みというものは、残業を生みますので、そうした残業も排除できる側面もあるわけです。
上記のように、とにかく皆で解決していこう、といった開かれた専門家としての意識を持つ必要があるわけです。
また、悩んでいる姿もむしろ見せていくのもこの組織の特徴です。例えば上司は悩んでいる姿を部下には見せづらかったりします。
が、あえて、弱みや今悩んでいる事象を開示することによって、連帯意識と「自分事」と物事をとらえるチームとなる。
このティール組織というのは、とても成熟した組織といえますが、大企業の進んだ企業は勿論、中小企業にそぐう組織でもあるといえます。たとえば、新しい人を雇う時にも、ティール組織の中で一人でも反対されるのであれば、あえて人が不足していても雇わない、といったチームとしての連帯感がさらに増していくといった側面もあります。
勿論、ティール組織が万能だとはいえませんが、そうしたユニークな組織論もありますので、現在とても閉塞感を感じるような組織になってしまっている会社にとっては、一考の余地がありそうです。この組織はちなみに、先日お話ししておりましたOKR手法とも親和性が高いです。
中小企業にとっては、社風やその会社のカラーといったものは、とても大切かと思います。現在当事務所は、従来得意としておりました、助成金申請のみならず、ハラスメントや会社の社風を変革していくハラスメント対策等にも力を入れております。ハラスメント対策は、一人一人の従業員の方と向き合う姿勢が特に大事です。
我々社労士も巻き込んでいただいて、是非、この会社に入りたいな、といった魅力的な組織を作っていきましょう!
当事務所も全力で、よりよい社風づくりも含めてサポートさせていただきます。