企業が人を雇った際には

前回、求人対応依頼が増加しているということは書かせていただきました。

当社に、求人採用の書類の段階からご依頼していただいた顧問の企業さんに、この度新入社員の方が入られました。

こちらとしてはうれしい限りですが、ここで肝心なのは、入ったという事実よりもその方に気持ちよく働いていただき、最初の段階での働いていく上で勇気というか、やる気を与えるということです。

出来るだけ長く働いていただくために最も大切なのは、会社として目配りができるかどうか、ということにかかっています。

近年、企業はIT化が進み、営業さえ人工知能が躍動するといわれていますし、近い将来はそうなっていくでしょう。では、生身の人間として何ができるかというと、人間力といいますか、最後は人としての「感情に訴える」部分が大切になってきます。

つまり、会社として魅力的になるべきなのです。例えばモデルケースとしてあげさせていただきたいのが、私の応援する広島カープです。このチームは決してお金が潤沢にあるわけでなく、選手個々の力を最大限に引き出す育成のシステム、そして何よりチームワークのよさが強さの一因にあげられています。

会社として、このチームの一員になりたい、と思ってもらえれば、おのずとその社員一人一人に自覚が芽生え、自発的に仕事に取り組む魅力的な会社になっていくことでしょう。ですから会社としては新入社員(たとえ中途だとしても)に働きやすいように環境を整え、気持ちよく働いてもらいましょう。例えば、助成金として、新しく入社した人を育てていく過程を使える助成金もございますので、そちらを使用しながら会社として人を育てる、といったことを当社では推奨しております。

写真はそのカープの優勝時の一コマ。助っ人である外人選手のエルドレッドが、ケガで残念ながら離脱した若き4番の鈴木誠也選手をおぶっています。ほほえましいですが、こうしたことが自然とできるチームだからこそ強かったといえます。これはプロ野球に限ったことではなく、一般企業にも通じるセオリーだといえます。